超ダテン系ファンタジスタ!鈴木達也 RTDリーグ2017選手紹介5
AbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、RTDリーグ2017の出場選手を紹介していきます。
観戦記担当の鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
選手紹介5回目の今日は、RTDマンスリーリーグ2016で準決勝進出を果たした、麻雀ファンタジスタこと、
鈴木 達也(すずき たつや)
日本プロ麻雀協会所属
達也といえば、表面的な受け入れ枚数を少なくしてでもガンガン手役を追っていき、高打点を決めてしまう、いわば打点系の打ち手である。
その手順は観る者を魅了し、いつしか付いたキャッチフレーズが麻雀ファンタジスタというわけだ。
ここで、「表面的な受け入れ枚数」という表現を使ったのには理由がある。
例えば、昨年準決勝でのこの局面。
好形受け入れ枚数では打4p、サンアンコを見るにしても打2mとするのが一般的だが、達也はなんと効率完全無視の打5pを選択した。
確かに打点を追うのであればほぼトイツ手になるため、5pは不要牌なのだが、それ以上に達也が言及したのは「2mの重なり期待」である。
トイツ系の手牌を得意とする達也は、重なりやすい牌を残すことにかけては現在最高レベルの技能と言ってよいだろう。
すなわち、万人に見える表面的な受け入れ枚数ではなく、トイツ系で高打点になる場合の受け入れを最大にするのが達也の得意技なのである。
ここでもやはり2mは重なりやすい牌であったが、2mを引く前にテンパイ即リーチをツモってハネマン。
達也にトイツ手の高打点あり、を見せつけた。
また、トイツ手だけでなく、手役を追っていく達也は、オヤでもここから両面を嫌ってイッツーに仕上げてしまう。
こういう手順が常なのだから、やはり稀代のファンタジスタなのだろう。
ちなみに、自分でラーメン屋を始めようと思ったこともあると語る達也は、とにかくラーメンを愛する。
出演中のフリースタイル雀ジョンでは、ラーメンキャラとしてすっかりおなじみだ。
対局中に「ラーメン」というコメントを見つけたら、それはほぼ達也のことである旨、RTDマンスリーリーグを視聴する際に留意いただきたい。
そんな達也は、予選BLACK DIVISIONに出場。
打点を追った手順、特にトイツ手に向かう際の牌の残し方は、勉強になること間違いなしだ。
少しゴツゴツした手で達也が意外な牌を切ったら、残した牌が重なりやすいのでは?と一考してみよう!
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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