若きエースの踏み込み!白鳥翔 RTDリーグ2017選手紹介4
AbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、RTDリーグ2017の出場選手を紹介していきます。
観戦記担当の鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
選手紹介4回目の今日は、RTDマンスリーリーグ2016で準決勝進出を果たした、プロ連盟の若きエース、
白鳥 翔(しらとり しょう)
日本プロ麻雀連盟所属
白鳥は、昨年準決勝まで残るも、最終戦で佐々木にまくられ惜しくも敗退した。
しかし、最年少ながら絶妙な攻守のバランスで、優勝した多井にも「白鳥は将来が恐い」とまで言わせている。
多井も言うように、白鳥の武器は、堅実な守備からの急激な踏み込みである。
特に、昨年の準決勝で見せたこの踏み込みは、圧巻だった。
藤田がカン2pをチーして字牌が余っている13巡目。
白鳥はこのテンパイを果たす。東もドラの9pも生牌で打ちづらく、どちらも打たないという選択肢も当然ある。
勝負するのであれば、いったん東を打つプレイヤーが多いように思われたが、白鳥はここからドラの9pを叩き切ったのであった。
この9pを藤田がポンして打東。
これで東を打てるようになった白鳥が、6m、3mと引いて終盤に700・1300をアガり切った。
確かに、東→9pという切り順の方が放銃するパターンは多いため、踏み込むなら9pからという理屈はわかるのだが、それを打ち切れるかどうかはまた別次元の話である。
多井が言った「白鳥は若いのにすごい」というのは、この辺りの大胆な実行力までを含めて放たれた言葉である。
卓上では常に冷静に立ち回っているように見える白鳥だが、ゲンを担いだりと実は古風。
特に、負けたときに冷蔵庫の前に正座して反省するというスタイルは、麻雀反省界に革命をもたらした。
そんな白鳥は、今年も予選BLACK DIVISIONに出場。
若きエース、白鳥の踏み込みに驚嘆せよ!
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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