重厚な攻め屋へと変貌を遂げたスター!佐々木寿人 RTDリーグ2017選手紹介3

AbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、RTDリーグ2017の出場選手を紹介していきます。

観戦記担当の鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。


選手紹介3回目の今日は、RTDマンスリーリーグ2016で決勝進出を果たした「麻雀攻めダルマ」こと、

佐々木 寿人(ささき ひさと)

日本プロ麻雀連盟所属

麻雀攻めダルマの異名を持つ佐々木は、とにかく押す。

押す傾向が強いことは昔から変わっていないのだが、その押し方については、ここ10年の間に変貌を遂げたように思われる。

10年前は、安い仕掛けでの押し返しが多かった印象がある。特に、ホンイツを多用する佐々木は、仕掛けたホンイツのみで猛プッシュということを日常的に敢行していた。

これに対して今は、仕掛けずにリーチでぶつけていくか、またはホンイツでも最低3900を確保した高目マンガン程度をベースに仕掛けているように見える。

すなわち、目をつぶって素手の拳を振り回していた昔に対し、今はどっしりと刀を構えて真っ直ぐに斬り込んでくるスタイルに変貌を遂げているのだ。


例えば、準決勝で見せたホンイツも、そのほとんどがマンガン以上確定の仕掛けになっていた。

この辺りが、近年の佐々木の打点力を支えている肝と見える。


一方で、リーチについては変わらず愚形の安手を多用している。

2016の準決勝では、東1局に1手替わり三色になるカン2sを2巡目にあっさりリーチして1300を出アガリ。

「愚形リーチを極めたいんだよね」とは、以前の佐々木の談。

麻雀をやっていると、どうしても愚形でテンパイすることがある。その愚形テンパイを効率的に使える選手というのが、佐々木の目指すところである。

高打点の仕掛けに、何でもあるリーチ。

相手からすると、非常にやりにくいプレイヤーなのは間違いないだろう。


それらに加え、放送対局では幾多の優勝を飾っている佐々木。

昨年の第1回麻雀プロ団体日本一決定戦では、1回戦目にいきなり地和を炸裂させ、日本中をどよめかせた。

いわゆる「持ってる男」、スター体質の佐々木は、予選BLACK DIVISIONに出場。

佐々木が、ホンイツ仕掛けと愚形リーチで怯ませ、相手を斬りまくる!


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)


藤田晋 invitational RTDリーグ

トッププロを招聘した長期リーグ戦「藤田晋 invitational RTDリーグ」。BLACK・WHITEの2リーグ戦を経て、準決勝・決勝にて年間チャンピオンを決定。AbemaTV麻雀チャンネルにて独占放送中のオリジナル番組です。

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