鋭いサバキで藤田初トップ!WHITE DIVISION 第3節 3回戦A卓レポート
6/19(日)22:04よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグWHITE DIVISION 第3節 3回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
小林 剛(麻将連合μ)
瀬戸熊 直樹(日本プロ麻雀連盟)
山田 浩之(日本プロ麻雀連盟)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
ここまで10戦トップなしの藤田がまずは先制。
次局でもホンイツ仕掛けの瀬戸熊に対して藤田がリーチで押し返すと、瀬戸熊が残していた南を一発で打ち取り、さらに加点していく。
そして、ここから藤田の強さが炸裂した。
トップ目で迎えた東4局、このカン2mをノータイムでリーチしていく。
トップ目ということが若干でも頭をよぎれば、少しは逡巡がありそうなものだが、藤田は流れるようにリーチをかけ、すぐに山田からアガリを取った。
南場に入ってもトップ快走を続けた藤田、南3局では素晴らしいサバキを見せる。
この手牌、少しほぐすなら3pや8p、ストレートにいくなら3m辺りが候補となりそうだが、藤田はここから4sを打ち出していく。
すると、3pポン打6sとし、ソウズを全て払う選択をしていった。
これは、上家の山田がソウズの一色手に向かっているため、ソウズさえ払えれば鳴き放題という状況判断に基づいたもの。
すると、目論み通り、ツモ6pの後4pをチーしてテンパイを組み、すぐに山田から4pでロン。
トップ目でも決してサボらず、アガリへの最短ルートを冷静に探し当てる。こういうところが藤田の強さであり、相手からすればトップ目に立たれると実に厄介なところである。
オーラスでも、この5sを6s7sでチーするところから仕掛け始めると、直後に4sもチーしてテンパイ。すぐに1mでアガり、トップ逃げ切りを完遂した。
11戦目にしてようやく初トップを取った男の、やり切った顔がこちら↓
WHITE DIVISIONでは非常に調子の悪い藤田であったが、得意のサバキによる逃げ切りトップで、浮上へのきっかけを掴んだ。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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