間合いを操る超新星!内川幸太郎 RTDリーグ2017選手紹介15(最終回)
AbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、RTDリーグ2017の出場選手を紹介していきます。
観戦記担当の鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
選手紹介15回目、最終回の今日は、RTDリーグ初出場となる、
内川 幸太郎(うちかわ こうたろう)
日本プロ麻雀連盟所属
現在、最多の選手数を抱えるプロ連盟にあって、最高峰のA1リーグはわずかに12名の枠しか存在しない。
今回、その12名に飛び込んだのがこの内川である。
A2リーグでは2年連続昇級争いに食い込むも、惜敗を喫してきた内川。
しかし、この2年間の負けから学んだ「画面の向こうの視聴者のみなさんが期待する場面では、絶対攻め切ろうという意識を持って戦う」という姿勢で、今年ついに最高峰のA1リーグに昇級。
これで、名実ともにプロ連盟の看板選手の仲間入りを果たした。
内川といえば、昨年の麻雀プロ団体日本一決定戦での活躍を覚えている方も多いのではないだろうか。
新鋭ながら団体代表に選出されると、個人成績では2位。
チーム内での最高成績を収め、チーム優勝に貢献した。
団体戦の放送卓では、実に見事なリーチ判断でトップをもぎ取っている。
村上のリーチを受けて、テンパイを果たした内川。
打点的にはリーチもあり得るが、3sが村上の現物ということもあり、ダマテンを選択する。
すると、ドラがアンコになった後、河野から3sが切られて12000。
これでトップ目に立つと、次局が圧巻だった。
オヤでタンピンドラ2のテンパイを果たした内川だったが、前局のダマテンを見る限り、ここはダマテンで手堅くいきそうなところ。
しかし、達也と村上の仕掛けが不十分な形と見るや、すかさずリーチで相手をオろしにいった。
そして、この強烈な6000オールでトップを不動にしてしまったのである。
なんといっても、この精密な間合いの計り方が内川の武器。
しかし、今回内川が挑むのは予選WHITE DIVISION。
石橋、小林、たろうといった、間合いを計りにくい選手が多く入っているブロックだ。
プロ連盟の超新星内川が、この巨星たちを相手にどこまで自分の麻雀を打ち切ることができるのか。
他家に仕掛けが入った後の内川の対応にぜひ注目してみていただきたい。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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