2000点は高打点!よく鳴き、よくアガる!小林剛 RTDリーグ2017選手紹介10
AbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送される、RTDリーグ2017の出場選手を紹介していきます。
観戦記担当の鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
選手紹介10回目の今日は、RTDマンスリーリーグ2016で準決勝進出を果たした、
小林 剛(こばやし ごう)
麻将連合(μ:ミュー)所属
小林の特徴はといえば、とにかくよく仕掛け、安くてもアガリを多く重ねていくところにある。
昨年度の予選でも、なんとアガリ打点は全体の最下位なのだが、アガリ回数で打点力をカバーしていることがわかる。
そんな小林を象徴する半荘になったのが、昨年の予選最終戦。
準決勝進出最後の1枠を賭けて藤田との着順勝負になった小林は、東1局に先制してしまうと、あとは一方的にアガリを重ねて完勝した。
まずは6pがフリテンの9pをチーしてイッツーの片アガリで300・500。
続いて、チーした2sをさらにポンして5200。
最後は、ライバル藤田のリーチをタンヤオ仕掛けでさっとかわした。
こういった自由自在な仕掛けで付け入る隙を与えないのが、小林流だ。
小林語録に「えっ!?2000点って、けっこう高打点ですよ?」というのがある。
正に、小林のスタイルを的確に表現した一言であろう。
そんな小林の仕掛けに対する、昨年度シーズン終了後の打ち上げにおける掛け合いが興味深かった。
小林「プロ連盟の選手とは今まであまり打ったことがなかったんですけど、独特の間合いでやりにくかったですね。ダマや仕掛けでものすごく押してるかと思えば1000点だったり。今まで体感したことなかった押し引きだったんで、最初は戸惑いました(゜―゜)」
瀬戸熊「いやいや、こっちも小林さんの遠い2000点仕掛けとか、最初面喰いましたからね!手出しが多いから『遠い仕掛けなんだろうな、遠い仕掛けならさすがにマンガンぐらいあるだろうな』と思ってやってたら、1000点とか2000点とかの愚形だったりして( ̄▽ ̄;) ほんと最初はやりづらかったですよ(笑)」
村上「お互い様ですね(笑)」
こういった団体間やプレイヤー間での価値観の違いも、様々な団体から個性豊かな選手が出場するRTDリーグならではの魅力であろう。
その小林は、今年度もその瀬戸熊とともに予選WHITE DIVISIONに出場。
仕掛けの名手・小林の仕掛けるタイミングは必見だが、小林の仕掛けに対して慣れた他プレイヤーの押し返しにも注目だ!
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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