マッド牌エンティスト佐々木!WHITE DIVISION 第4節 1回戦A卓レポート

6/26(日)19:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグWHITE DIVISION 第4節 1回戦A卓の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

鈴木 達也(日本プロ麻雀協会)

藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)

山田 浩之(日本プロ麻雀連盟)

佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。

開始前の成績はこちら↓

東1局、佐々木が手詰まりの山田からワンチャンスの6mで12000。

すると、ここからこのリードをさらに広げていくのが、攻めダルマ佐々木のスタイル。

次局には15巡目というド終盤にリーチで1人テンパイで加点すると、さらに次局、佐々木がまたも門前でテンパイを果たす。

通常ならドラの3p切りリーチでいいのだが、このとき1pが4枚、4pが2枚見えており、ドラ切りリーチだと、残りは4pの2枚のみという待ちになってしまう。

一方、2p切りで3pと7pのシャンポン待ちにすれば、7pが1枚切れているだけであるため、1p4pの2枚より多い3枚待ちで、ドラも切らずに済む。

そんな状況下であるため、100人いたら100人が2p切りリーチになりそうなところ。

佐々木も、いつも通りノータイムでリーチをかける。そうだ、迷う局面ではない。

目を疑った。

佐々木がノータイムで切り出したのは、なんとドラの3p!!


解説は多井。

あの、何でも拾えてしまう多井が解説に窮し、後に笑いながら降参した。

多井「これは、佐々木じゃなかったら切り間違いのレベルですよ!意図は佐々木に聞かないとわかりません\(^o^)/」

多井がお手上げとなる最狂の一手の結末は・・・


まず、佐々木のリーチ宣言牌3pを達也がチーして4pが残り1枚になる。

待ちが残り1枚になった男の顔がこちら↓

佐々木「はあ?それが何か?(-。-)y-゜゜゜」

まったくもって普段通りである。


そしてその後、佐々木が当然のように4pをツモ。

この待ち取りについて、佐々木は語った。

佐々木「今までこういう局面って何万局と経験してきて、『1p4pに受けられればアガってたけど、受けられないよなあ』っていうのが多かったんですよね。今回はきっとそういう局面なんだろうなと思って、半分は実験のつもりで1p4pにしました」


実験か。

マッド牌(パイ)エンティスト、佐々木寿人博士、爆誕である。

佐々木はこの後もいつも通り攻め続け、振り込んではアガり、結果的にトップで逃げ切った。

勝負を決めたのは、「愚形リーチを極めたい」という佐々木の、こんなカンチャン待ちのリーチのみであった。

トータルでも首位瀬戸熊との差を詰め、300付近まで伸ばしてきた。

愚形リーチの向こう側が存在することを証明すべく、マッドパイエンティスト佐々木の実験は続く。


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)

藤田晋 invitational RTDリーグ

トッププロを招聘した長期リーグ戦「藤田晋 invitational RTDリーグ」。BLACK・WHITEの2リーグ戦を経て、準決勝・決勝にて年間チャンピオンを決定。AbemaTV麻雀チャンネルにて独占放送中のオリジナル番組です。

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