ネバ~ル柴田!BLACK DIVISION 第4節 1回戦A卓レポート
6/4(土)21:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグBLACK DIVISION 第4節 1回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
多井 隆晴(RMU)
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
柴田 吉和(日本プロ麻雀連盟)
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
「オーラス、役満条件で役満ツモ」
そんなものは漫画の中だけの話、そうお思いの方もいるだろう。
第32期十段位 柴田 吉和
柴田は昨年、十段戦の決勝でそれをやってのけた。
その優勝によって、柴田は活躍の場を広げ、この場に座っている。
「マグレ」
そう言う人がいるのもわかる。
確かにオーラスの国士はツイていたのかもしれない。
しかし、そこに至るまで、藤崎・櫻井といった歴代十段位を相手に、粘りに粘って条件を残していたのは、紛れもなく柴田の実力ではないだろうか。
そんな柴田は、3節を終えてマイナス2桁。
ここまで決して恵まれた牌勢ではないが、それでも粘り強く、1トップでプラスにできる位置につけていた。
是が非でもトップを取りにいきたいところだが、今回も他家が先行する展開となる。
まずは藤田が多井の2sを打ち取って8000。
続いて、柴田のリーチに追いかけた白鳥が一発ツモで2600オール。
しかし、柴田は、静かにチャンスを待った。
ここでも、白鳥の仕掛けに対して対応しながら粘り強くドラ単騎の三色テンパイを組むと、白鳥からドラがツモ切られ、8000。
これが柴田攻勢の合図となった。
続く南1局では、多井・白鳥の仕掛けに対して高目ドラ待ちのリーチで斬り込み、ドラツモ。
ウラも乗って2000・4000とし、トップ目に立つ。
最後は、ダブ南から仕掛けると、待ち取りを間違えずに1000・2000のツモアガリでダメ押し。
最初こそ先行を許したが、終わってみれば、他家の動きに対して粘り強く競りかけていった柴田の完勝で、トータルのマイナスをほぼ返済した。
3桁マイナスの時期もあった柴田が、粘って粘って、準決勝進出圏内の4位を狙える位置まで上がってきている。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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