鋭利すぎる槍! BLACK DIVISION 第3節 4回戦A卓レポート
5/28(土)22:20よりAbemaTV「麻雀チャンネル」およびAbemaTV FRESH!「RTDマンスリーリーグ公式チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグBLACK DIVISION 第3節 4回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
勝又 健志(日本プロ麻雀連盟)
柴田 吉和(日本プロ麻雀連盟)
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
まずはたろうが東4局に4000オールを決め、他家を突き放す。
これに対し、勝又がリーチの現物待ちを藤田からアガり、たろうのオヤを落とす。
自身のアガリで南1局のオヤ番を持ってきた勝又。
一発ツモの2600オールでたろうに並ぶ。
そして次局、勝又の持ち味である鋭いアガリが炸裂する。
まずはたろうが先制リーチ。
次いで、すぐに柴田からも追いかけリーチがかかる。
これに挟まれたのが藤田。
共通安牌がないため、たろうの現物で、柴田が2巡目に4sを打っていることもあり、2sのトイツ落としを敢行する。
このように安牌に窮した場面では、2枚以上持っている牌を切るのが今やセオリーとなっている。
「1枚通れば次巡も凌げるから」である。
そのタイミングでテンパイした勝又。
7sを押すことになるため、リーチでぶつける手もあるが、1巡だけ冷静にヤミテンに構える。
すると次巡、藤田からこぼれた2枚目の2sを捕え、勝又が2軒リーチをかわしてアガリを拾った。
局面を見透かしたかのような鋭いアガリ。
放銃した藤田の表情を見ても、鋭利すぎる刃物で気づかぬうちに斬られたという感じである。
このアガリで勝又がたろうをかわしてトップ目に立つと、さらに加点して大トップ。
ついにトータルをプラスに戻した。
試合後のインタビューでも、意気揚々とこう語った。
「トータルがプラスに戻ったので、そのポイントを守るのではなく、ポイントを利用してさらに加点していくつもり」
ポイントの盾ではなく、ポイントの槍を手に、勝又が鋭利なアガリでポイントを積み重ねていく。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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