心・技・顔、全てイケメンな内川という至高の人類! RTDリーグ2018 BLACK DIVISION 21-24回戦レポート
4/16(月)および4/19(木)21:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDリーグ2018 BLACK DIVISION 21-24回戦の様子をお届けします。
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
▼▼▼BLACK 22回戦:非の打ち所がない人類、内川のイケメンぶり▼▼▼
前回までの成績はこちら↓
ここまでマイナス300。下に突き抜けてしまっている内川は、そろそろ挽回したいところ。
うむ、今日もイケメンだ。
その内川、全く慌てているように見えない。
例えば、このイーシャンテン。
生牌の發を残して1pを打ってしまいそうだが、内川は發を打って1pを残した。
4m7mが4枚切れで良くないため、できれば4pからの好形ターツに振り替えたいところ。また、1pがオヤ瀬戸熊の現物であり、守備的要素も担っている。
結局、この1p残しが決まり手。
すぐに3pを引くと5m6mターツと振り替える技ありで、瀬戸熊との2軒リーチを制した。
すると、東2局にはこんなテンパイ。
リーチによる打点上昇度合いが非常に高く、待ちも悪くはないように見えるため、これはリーチでもいいように見えるが、内川はダマテンを選択していった。
さて、その意図とは?
内川に質問したときの対応がイケメンだったので紹介しよう。
忙しいときにLINEで質問されたら、みなさんならどうするだろうか。
私なら、「まあ、後で返信するべ( ̄▽ ̄)」と思ってそのままスマホを閉じる。
しかし、内川は違う。
この返信速度にも驚いたが、もっと驚いたのは「あとで」がたったの1時間後だったことである。
いやいやいやいや、たった1時間でこんな対応されたら、むしろ申し訳なさすぎますから!
心もイケメンすぎやしないか。
ほんとに、同じ人類なんだろうか?
さて、そんな内川、この手をダマテンにしたのには理由があった。
下家小林が2mをポンしてマンズ模様だったのだ。
内川「確かゴーさんの仕掛けがマンズのホンイツに見えていたので、自分が切った7mが鳴かれるか鳴かれないかで対応を変えるつもりでした。鳴かれなかったんで、次巡にツモ切りリーチにいこうかなと思ったら、すぐに東ポン打8mが入ってしまって、そのままダマテンでかわすことに意識が向いた感じですね」
なるほど、やっぱりそうか。周りに対応する内川らしい選択だ。
・・・と思いきや、内川から意外な返信が追加で届く。
内川「今見返すと、めくりあいでも勝てそうな良い待ちっぽいんでリーチの方が強いと思いますね。トータルでマイナスしすぎて揺れていて、ダマテン志向が強まってましたね」
へえ、そうなのか!
外から見ていると全然気づかなかったが、そりゃ焦るよなと思い直した。
やはり、同じ人類であったようで、少し安心する。
結局、ダマテンのまま、目論見通りに他家をかわした。
ちょっと待て。何これ?
どの角度でもイケメンなのかよ。
これが同じ人類だというのだから、生物学とは面白い。
着々とアガリを重ねていった内川だったが、やはり立ちはだかるのはロボ小林。
リーチしている小林は、安牌の2pをアンカンするとリンシャンツモ。
カンしないとハイテイ手番になってしまうため、自信のないこの待ちなら、カンしてホウテイ放銃リスクを消しておきたかったそうだ。
すると、南2局には無慈悲な一発ツモのマンガンで突き抜けた。
1半荘でリンシャンツモに一発ツモだと!?
ズルいな。ズルすぎるぞ、小林剛!
この麻雀ロボ・ズルゴーに立ち向かわねばならないのなら・・・ええ、こちらも出しましょう。至高の人類、内川幸太郎!
小林をまくるべく、内川はオヤで2600オールを決め、接戦でオーラスを迎えた。
しかし、この大事な局面でラス目の瀬戸熊からリーチが入ってしまうのが今期の内川。
内川もテンパイなのだが、無スジの6mを掴んで顔がゆがんだ。
いや、全然ゆがんでない。
険しい顔もイケメンすぎる。
私の知っている人類↓とは、根本的に作りが違うようだ。
少考の後、内川は意を決して6mを打ち抜き、ダマテンを続行。
すると・・・
瀬戸熊が6sを掴み、内川が待望のトップを手にした。
実に9回戦以来のトップで、内川が柔らかな笑顔を浮かべる。
もう優勝!
人間界での優勝です!
▼▼▼BLACK 24回戦:萩原、驚愕の三色手順!内川2連勝なるか!?▼▼▼
東1局から萩原が驚愕の手順を見せた。
ドラが7sとくれば6s切りになりそうだが、萩原の選択は打7s。
なんと、ドラを切っていったのであった。
すると、当然通ると思って村上があえて残していたリーチ宣言牌8sを捉えて18,000。
仮に6sから打ち出し、どこかで7sを打つ手順を踏んでいたら、村上の8sは先に打たれ、間に合わなかったかもしれない。
萩原ならではの手順で、ダントツを築いた。
一方、2連勝を狙う内川も南場のオヤ番でブレイク。
一発ツモの4,000オールを決めると、ツモりスーアンコを村上から出アガり、なんと萩原をまくってしまう。
しかし、内川の反撃も一歩届かず。
オーラスのアガリ勝負を萩原が制し、壮絶な打ち合いをトップで切り抜けた。
内川もイケメンなら、萩原のまとうオーラもさすがにすごい。
▼▼▼BLACK 21回戦:多井、計画通りのギリギリ逃げ切り劇▼▼▼
リーチを受けつつ、このマンガンをダマテンでツモった多井がオーラスをトップ目で迎えた。
すると、松本がチートイツドラ2をダマテンでツモ。
これではトップの多井まで200点届かないのだが、リーチしてしまうと白鳥・萩原にオリられて流局ラスのため、仕方なくダマテンを選択した。
2着順アップという申し分ない結果だが、リーチしていればトップまでいっていたため、松本も複雑な表情を浮かべた。
一方、多井としては、こういう展開も計画の一部。
図ったかのような逃げ切り劇を演じた。
▼▼▼BLACK 23回戦:松本が前回の鬱憤を晴らすトップ▼▼▼
松本が2軒リーチをドラツモで制してトップ。
前回ギリギリで逃したトップを手中に収めた。
内川がマイナスを250まで減らし、ついに逆襲を開始。
一方、大きなラスを引いた村上が大きく順位を下げる結果となっている。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
■次回4/23(月)21:00からWHITE DIVISION 25、26回戦をAbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定
0コメント