4分の2の最終戦!BLACK DIVISION 第7節4回戦A卓レポート
7/23(土)22:39よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグBLACK DIVISION 第7節 4回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)
柴田 吉和(日本プロ麻雀連盟)
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
予選最終戦、トータル4位までが準決勝進出となる。
すなわち、ボーダーライン付近のこの4名に対し、準決勝の椅子は2つというサバイバル。
村上、柴田、たろうは基本的にはトップを目指していき、たろうはさらに村上を3着以下に沈めることが必要となる。
白鳥だけは、素点で大きなマイナスにならなければほぼ通過という状況。
まずは村上が2sを早めに切っているリーチで、イーシャンテンのたろうから1sを打ち取って先制する。
しかし、当然柴田も黙っていない。
テンパイしたたろうから、9pで12000。これで柴田が村上をまくる。
自身がトップであれば4位村上をトータルでまくることができる5位柴田としては、このまま逃げ切ることができれば逆転での準決勝進出となる。
一方、連続放銃となったたろうも奮起。
村上が珍しく役牌バックで仕掛け、8p、東とポンして上記テンパイを果たすと、すでにカン7mでテンパイしていたたろうが、4mをツモ切りリーチといく。
村上をマイナスにしなければならないたろうとしては、このまま村上の仕掛けを黙って見ているわけにはいかないため、自身のリーチで村上からの直撃か、村上をオリに回らせる意図がある。
しかし、結果は、テンパイしたオヤの柴田が一発で7mを切って8000。
柴田の点数を削ると、後に村上からの直撃が必要となるため、たろうとしてはあまり好ましくないものとなってしまった。
南1局1本場でも、たろうがホンイツ仕掛けを柴田から白でアガるのだが、やはりできれば柴田からではなく村上から取りたかったところ。
ソウズが余ったたろうに対し、村上が生牌の8sを打ってリーチときた以上、緊急退避的な意味合いで柴田の白でアガらざるを得なかった。
たろうが柴田から点数を削ってもたつくうちに、村上にチャンス手が回ってくる。
通常であればたろうが切っている1枚切れの東切りで問題ないところだが、村上の選択は6p切り。
これは、村上を狙いにくるはずのたろうから先制攻撃が入った場合の守備要員という側面が1つ。
そして・・・
もし2sが埋まった場合には、即リーチをかけて勝負を決める手にできることが1つである。
絶対に前に出てくるオヤたろうの現物待ちとあらば、アガリ確率はかなり高まる。
しかし、ここに白鳥からドラアンコのリーチ。
そして、たろうにもテンパイが入った。
3者のめくり合いを制したのは・・・
村上が力強く東をたぐり寄せてトップ。
激しい打撃戦の最終戦を制し、準決勝進出を決めた。
別卓では、最終節4連勝を決めた多井、常時上位にいた藤田が危な気なく準決勝進出。
その2人とともに、村上・白鳥が準決勝進出となり、WHITE DIVISIONを勝ち抜く4名を待ち受ける。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)
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